/etc/sysctl.confで行える設定

net.ipv4.tcp_window_scaling = 1
net.ipv4.tcp_syncookies = 1
net.core.rmem_max = 16777216
net.core.wmem_max = 16777216
net.ipv4.tcp_rmem = 4096 87380 16777216
net.ipv4.tcp_wmem = 4096 65536 16777216
    • 最初のコマンドでは、クライアントがより高速にデータをダウンロードできるようにしている。TCPのウィンドウスケーリングを有効にしてTCPパケットの余分なビットを利用することが可能になり、ウィンドウのサイズを増加させられるようになる。
    • 2つ目のコマンドで、TCP SYN cookiesを有効にする。デフォルトで有効になっていることもある。受信したコネクションを処理するために利用されているサーバのリソースが、SYN floodsなどによって枯渇するような状況を防ぐために非常に効果的である
    • 最後の4つのオプションでは、TCPの送受信の際により多くのバッファを利用できるようにしている。これによって、アプリケーションがデータをより高速に取り出し、ほかのリクエストに備えることが可能になる。また、クライアントがビジー状態の場合にサーバへデータを送信する能力も向上する。
  • リブートを行わずに直ちに設定を有効にする
# sysctl -p /etc/sysctl.conf
  • 現在の設定をすべて表示する
# sysctl -a